それからの物語

夫とチワワと暮らすシニア世代。大切な日々の記録を残したい。

『母という呪縛 娘という牢獄』


ノンフィクションです。


ニュースで当時の報道の記憶があります。


事件の残虐性よりも「教育虐待」のすさまじさが記憶に残っていました。


あかりさんと母親の妙子さんの密室での長い年月。


ひどい母親…というのが世間一般の評価なのでしょうね。


でも
妙子さんに共感はできませんが、理解はできるんです。


わたし自身も自分のコンプレックスから生まれる なにかしら
表現のしようのない あせりや 心の空洞を息子たちに求めた気持ちは
あったな~と。


痛々しい思いで読みました。


「どちらかが死ぬしかなかった」というあかりさんの言葉は真実なのだと
思います。


妙子さんをギューと力いっぱい抱きしめてくれる誰かが、あかりさんの
他にいたらなぁ。


あかりさんには刑期を終えたら 今度こそ 新しい自分の人生を歩んで
ほしい。
妙子さんの支配下にあり、ずっと別居していたお父さんや お父さんの同僚の
ご夫婦の支援が、温かい光に感じました。



夫とふたりでとった朝食


なんでもない朝、いいえ、毎日 特別な朝だよね。
今日も仲良く♡